[被団協ノーベル平和賞] 核廃絶訴え 原点の写真 受賞展示に本社が提供
24年11月28日
日本被団協のノーベル平和賞受賞に合わせてノルウェー・オスロのノーベル平和センターで来月始まる関連展示に、中国新聞社は広島への原爆投下当日の市民の惨状を捉えた写真2枚を電子データで提供した。写真部員だった松重美人(よしと)さん(2005年に92歳で死去)が撮影。核兵器廃絶に力を注ぐ被爆者運動の原点を伝える。
1枚は広島市の御幸橋西詰め(現中区)で男女がうずくまり、女子学生が救護を受けているカット。もう1枚は広島地方専売局(現南区)の前で、額に手当ての布を巻いた巡査が「罹災(りさい)証明書」を書いている様子。1945年8月6日に松重さんが撮影した5枚の中からセンターが選んだ。
展示は授賞式翌日の12月11日に始まり、25年11月まで予定されている。(宮野史康)
(2024年11月28日朝刊掲載)
1枚は広島市の御幸橋西詰め(現中区)で男女がうずくまり、女子学生が救護を受けているカット。もう1枚は広島地方専売局(現南区)の前で、額に手当ての布を巻いた巡査が「罹災(りさい)証明書」を書いている様子。1945年8月6日に松重さんが撮影した5枚の中からセンターが選んだ。
展示は授賞式翌日の12月11日に始まり、25年11月まで予定されている。(宮野史康)
(2024年11月28日朝刊掲載)