被爆地での歩み伝える アンデルセン 学生向けにイベント
24年11月29日
パン製造販売のアンデルセングループ(広島市中区)は28日、自社の戦後の歩みを学生に伝えるワークショップを中区の広島アンデルセンで開いた。広島の被爆からの復興を伝える「Pride of Hiroshima(プライドオブヒロシマ)展」の常設展の関連で企画した。
叡啓(えいけい)大(中区)の学生10人が参加した。1948年に創業した故高木俊介氏が自社の歩みを語る動画を視聴。続いて、57年に入社した元菓子職人の森上繁美さん(83)=安芸区=の話を聞いた。森上さんは「戦後、人々においしいパンを食べさせたいという創業者の理念に感銘を受けた」と懐かしんだ。
4年藤山実咲さん(22)は「勇気を持って新しいことに踏み出した高木さんの思いに触れてぐっときた」と話した。
中区のひろしまゲートパークで開催中の常設展は、アンデルセングループを含む出展企業16社でつくる実行委員会の主催。会場を案内する大学生の理解を深めようとワークショップを企画した。(森岡恭子)
(2024年11月29日朝刊掲載)
叡啓(えいけい)大(中区)の学生10人が参加した。1948年に創業した故高木俊介氏が自社の歩みを語る動画を視聴。続いて、57年に入社した元菓子職人の森上繁美さん(83)=安芸区=の話を聞いた。森上さんは「戦後、人々においしいパンを食べさせたいという創業者の理念に感銘を受けた」と懐かしんだ。
4年藤山実咲さん(22)は「勇気を持って新しいことに踏み出した高木さんの思いに触れてぐっときた」と話した。
中区のひろしまゲートパークで開催中の常設展は、アンデルセングループを含む出展企業16社でつくる実行委員会の主催。会場を案内する大学生の理解を深めようとワークショップを企画した。(森岡恭子)
(2024年11月29日朝刊掲載)