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ヒロシマ講座始まる 地方紙記者ら11人参加

■記者 久行大輝

 全国のブロック紙や地方紙の記者を招き、原爆・平和問題を報道してもらう広島市のジャーナリスト研修「ヒロシマ講座」が28日、始まった。8月7日まで被爆者や平和記念式典を取材する。

 新聞11社から20~30代の男女11人が参加。広島国際会議場(中区)での開講式に続き、市平和推進課の柴田吉男課長が「恒久平和を求めるヒロシマの心を発信してください」と要望した。

 11人は、2020年までの核兵器廃絶を目指し、実現のためのプログラムを提唱している平和市長会議について講義を受け、原爆資料館を見学した。

 神戸新聞文化生活部の吹田仲(ひとし)記者(36)は「被爆体験の継承は阪神大震災の記憶の風化を防ぐ参考になる」。新潟日報報道部の石井英明(えいめい)記者(27)は「新潟とヒロシマを関連付けて取材したい」と意気込んでいた。

 31日まで原爆放射線の医学的影響、外国人被爆者問題などの講義があり、8月から平和関連行事を取材する。

(2009年7月29日朝刊掲載)

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