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[被団協ノーベル平和賞] 被団協を官邸招待へ 首相「業績を顕彰したい」

 石破茂首相は2日、日本被団協のメンバーをノーベル平和賞受賞後に官邸に招き、面会する考えを公明党の斉藤鉄夫代表に官邸で伝えた。首相は「日本で50年ぶりのノーベル平和賞を祝い、業績を顕彰したい」と述べたという。

 斉藤氏が会談後の取材に明らかにした。斉藤氏は日本被団協代表委員で広島県被団協理事長の箕牧(みまき)智之さん(82)から1日、首相の招待があれば官邸を訪ねる意向を聞いており、改めて首相に被団協との面会を要望。首相は快諾したという。

 青木一彦官房副長官はこの日の記者会見で被団協の受賞を「極めて意義深い」とし、面会日程は「今後、調整していきたい」と述べた。

 被団協は岸田文雄前首相の在任中にも繰り返し面会を要請したが、実現しなかった。首相の考えを聞いた箕牧さんは「ありがたい。核兵器禁止条約へのオブザーバー参加を働きかけたい」と話した。(中川雅晴)

(2024年12月3日朝刊掲載)

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