オスプレイ配備完了 岩国基地 海軍機で国内初
24年12月4日
在日米海軍司令部は、空母艦載機の機種更新に伴う岩国基地(岩国市)への輸送機オスプレイの配備が「11月17日の週」に完了したと明らかにした。中国新聞の取材に答えた。オスプレイの同基地配備は初めてで、周辺での飛行が始まっている。8月に配備計画を容認した市は「今後も動向を注視する」としている。
同司令部は、オスプレイ4機程度を含む艦載機について「岩国基地への帰還は11月17日の週に完了した」と今月2日に回答し、配備は完了したと明らかにした。
オスプレイの海軍機の配備は国内初となる。同司令部は機体の安全性について、米空軍のオスプレイが昨年11月に鹿児島県・屋久島沖で墜落した事故を受け、整備点検を強化してきたと説明。「パイロットや搭乗員、周辺コミュニティーの安全が何よりも重要だ」との認識を示した。
艦載機は原子力空母ジョージ・ワシントンが11月22日に横須賀基地(神奈川県)に入港したのに先立ち、岩国基地に到着した。今回の機種更新では、最新鋭のステルス戦闘機F35Cも国内で初めて14機程度が岩国基地に配備された。
岩国基地で海軍のオスプレイは11月上旬から確認され、市基地政策課の目視での確認では、11月下旬に2回程度、基地周辺を飛行したという。F35Cの飛行も何度も確認されている。同課は「今後も騒音や運用などの実態把握に努める」としている。(長久豪佑)
(2024年12月4日朝刊掲載)
同司令部は、オスプレイ4機程度を含む艦載機について「岩国基地への帰還は11月17日の週に完了した」と今月2日に回答し、配備は完了したと明らかにした。
オスプレイの海軍機の配備は国内初となる。同司令部は機体の安全性について、米空軍のオスプレイが昨年11月に鹿児島県・屋久島沖で墜落した事故を受け、整備点検を強化してきたと説明。「パイロットや搭乗員、周辺コミュニティーの安全が何よりも重要だ」との認識を示した。
艦載機は原子力空母ジョージ・ワシントンが11月22日に横須賀基地(神奈川県)に入港したのに先立ち、岩国基地に到着した。今回の機種更新では、最新鋭のステルス戦闘機F35Cも国内で初めて14機程度が岩国基地に配備された。
岩国基地で海軍のオスプレイは11月上旬から確認され、市基地政策課の目視での確認では、11月下旬に2回程度、基地周辺を飛行したという。F35Cの飛行も何度も確認されている。同課は「今後も騒音や運用などの実態把握に努める」としている。(長久豪佑)
(2024年12月4日朝刊掲載)