岩国市 基地周辺で採水 PFAS検出問題
24年12月5日
米軍岩国基地(岩国市)周辺で国の暫定指針値を超える有機フッ素化合物(PFAS)が民間団体の調査で検出された問題で、市は4日、独自の水質調査のため基地周辺の4カ所の水域で水を採取した。
基地北側の今津川河口の干潟▽今津川河口沖の海域▽基地南東沖の海域▽今津川上流の大正橋付近―の4カ所。市職員計7人が船に乗り込むなどして各地点でそれぞれ2リットルを採水した。委託先の民間機関が水質を分析する。結果は3週間ほどで出る見通しという。
今年に入り、日米の民間団体が岩国基地のすぐそばで実施した調査で暫定指針値を超えるPFAS対象物質が検出された。市は市民生活や周辺海域への影響を確認するため独自調査の実施を決めた。「排出源を特定するためではない」と説明している。地元の市民団体は汚染源は基地内の可能性が高いと指摘している。(長久豪佑)
(2024年12月5日朝刊掲載)
基地北側の今津川河口の干潟▽今津川河口沖の海域▽基地南東沖の海域▽今津川上流の大正橋付近―の4カ所。市職員計7人が船に乗り込むなどして各地点でそれぞれ2リットルを採水した。委託先の民間機関が水質を分析する。結果は3週間ほどで出る見通しという。
今年に入り、日米の民間団体が岩国基地のすぐそばで実施した調査で暫定指針値を超えるPFAS対象物質が検出された。市は市民生活や周辺海域への影響を確認するため独自調査の実施を決めた。「排出源を特定するためではない」と説明している。地元の市民団体は汚染源は基地内の可能性が高いと指摘している。(長久豪佑)
(2024年12月5日朝刊掲載)