被爆の白島 惨状伝える 平和教育研がカレンダー
24年12月5日
広島県内の教職員たちでつくる広島平和教育研究所(広島市東区)は4日、2025年度のヒロシマ平和カレンダーを発表した。テーマは「白島が消えた日」。爆心地から約1・5キロにある白島国民学校(現中区の白島小)の被爆の惨状を伝え、平和の尊さを訴える。
表紙には、原爆投下後に焼け残った同校の防火壁を捉えた1945年10月31日の写真(米戦略爆撃調査団撮影)を掲載。B4判の月めくりで、校舎内で被爆した当時の教員や児童の証言も紹介している。暦の12月10日には「日本被団協がノーベル平和賞受賞(2024年)」とも記している。
市役所で記者会見した森崎賢司事務局長(53)は「カレンダーを通して子どもたちが平和を学ぶきっかけになれば」と期待した。1700部印刷。希望する県内の小中学校に贈り、1部千円(送料別)で販売もする。発行・発売は県教育用品☎082(264)1750。(渡辺裕明)
(2024年12月5日朝刊掲載)
表紙には、原爆投下後に焼け残った同校の防火壁を捉えた1945年10月31日の写真(米戦略爆撃調査団撮影)を掲載。B4判の月めくりで、校舎内で被爆した当時の教員や児童の証言も紹介している。暦の12月10日には「日本被団協がノーベル平和賞受賞(2024年)」とも記している。
市役所で記者会見した森崎賢司事務局長(53)は「カレンダーを通して子どもたちが平和を学ぶきっかけになれば」と期待した。1700部印刷。希望する県内の小中学校に贈り、1部千円(送料別)で販売もする。発行・発売は県教育用品☎082(264)1750。(渡辺裕明)
(2024年12月5日朝刊掲載)