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[被団協ノーベル平和賞] 被爆者の声 オスロへ 箕牧理事長ら出発

 ノルウェー・オスロで10日にある日本被団協へのノーベル平和賞授賞式に出席するため、代表委員で広島県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(82)=北広島町=が7日、広島を出発した。

 JR広島駅(広島市南区)で新幹線に乗り込む前に報道各社の取材に対応。広島みらい創生高(中区)の生徒から託された銅板の折り鶴を携え、「オスロに行く責任をひしひしと感じている。無念の思いの中で亡くなった広島の被爆者たちに代わって訴える機会にしたい」と、核兵器廃絶や平和への思いの発信へ意欲を示した。

 日本被団協の田中聡司代表理事(80)=西区=と共に上京。各地の被爆者たちと合流し、8日午前に羽田空港から飛び立つ。9日未明にオスロに到着する予定。

 オスロで関連行事に参加する、もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(80)=西区=も7日に広島駅を出発した。取材に「核兵器をなくしていくためにどうしたらいいのか、世界の人たちと話をしたい」と意気込んだ。(高木潤)

(2024年12月8日朝刊掲載)

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