[被団協ノーベル平和賞] 「核兵器はいらない」「世界に笑い声を」 被爆者の「一言」展示へ 広島市 8000人寄せ書きの一部
24年12月10日
広島市は9日、広島県内の被爆者が平和への願いを込めた「一言」を記した色紙の複製を原爆資料館(中区)に展示すると明らかにした。約8千人が寄せ書きした約600枚の一部で、日本被団協のノーベル平和賞受賞を記念して25日に始まる企画展で紹介する。(川上裕、野平慧一)
色紙には「核兵器はいらない」「世界に笑い声が響きますように」などと率直な思いが記されている。2002年に日本被団協に加盟する県被団協(箕牧(みまき)智之理事長)が呼びかけ、1年余りで集めた。
市は色紙の一部のコピーを被爆者の活動を紹介する写真パネルとともに資料館東館1階で展示する。この日の市議会一般質問で村上慎一郎市民局長が「被爆者の活動を紹介することは核兵器廃絶に向けた市民社会の機運を高める上で意義深い」と説明した。資料館は30、31日休館。展示は25年8月ごろまで。
一般質問では、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」国際登録を目指す「広島原爆の視覚的資料―1945年の写真と映像」を巡り、共同申請者の中国新聞社などの報道機関と企画展を原爆資料館で25年2月末に開催することも明らかにした。東館1階の企画展示室で9月まで予定する。
(2024年12月10日朝刊掲載)
色紙には「核兵器はいらない」「世界に笑い声が響きますように」などと率直な思いが記されている。2002年に日本被団協に加盟する県被団協(箕牧(みまき)智之理事長)が呼びかけ、1年余りで集めた。
市は色紙の一部のコピーを被爆者の活動を紹介する写真パネルとともに資料館東館1階で展示する。この日の市議会一般質問で村上慎一郎市民局長が「被爆者の活動を紹介することは核兵器廃絶に向けた市民社会の機運を高める上で意義深い」と説明した。資料館は30、31日休館。展示は25年8月ごろまで。
一般質問では、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」国際登録を目指す「広島原爆の視覚的資料―1945年の写真と映像」を巡り、共同申請者の中国新聞社などの報道機関と企画展を原爆資料館で25年2月末に開催することも明らかにした。東館1階の企画展示室で9月まで予定する。
(2024年12月10日朝刊掲載)