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平和発信の広島土産 販売 ノーベル平和センター 担当から出品希望 ソアラサービス、オスロでも

 商品企画などのソアラサービス(広島市中区)が手がけた商品が11日から、ノルウェー・オスロのノーベル平和センターで販売される。同センターで始まるノーベル平和賞の展示を機に、折り鶴をモチーフにしたアクセサリーなど10品がミュージアムショップに来年10月まで並ぶ。

 ショップに並ぶのは、平和を発信する広島土産のブランド「アースヒロシマ」の10品、26種類。環境に配慮した素材が特徴で、再生金属を使い折り鶴をモチーフにしたネックレスやピアス、折り鶴再生紙を利用したノートや一筆箋などがある。2016年以降、地元のメーカーやクリエイターと連携し、開発した。

 自社の英語版ウェブサイトで商品やコンセプトを発信していたところ、11月初旬にミュージアムショップの担当者からメールが届いた。「店を訪れる人が世界をより良くするためのインスピレーションを受け、行動する場所を目指しており、理念が一致している」として、販売を希望する内容だったという。

 アースヒロシマは広島県内のほか米国とフランスでも販売され、ソアラサービスは海外でさらに広げる考え。被爆2世でもある牛来千鶴社長は「広島の技術力の高さと、平和を発信したいとの願いを込めた。商品を手に取った人が、優しい気持ちになればうれしい」と話している。(赤江裕紀)

(2024年12月11日朝刊掲載)

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