言葉で表現できない世界 橋爪さん証言 平和願う詩も
24年12月11日
ノルウェー・オスロの図書館で9日、広島で被爆した橋爪文子さん(93)=神奈川県鎌倉市=が証言した。被爆時の衝撃や惨状を伝え、「言葉で表現できない世界だった」と語った。(オスロ発 下高充生)
橋爪さんは広島市千田町(現中区)の建物内で被爆。窓のそばで「太陽が落ちてきた」ような強い光を感じ、飛ばされて頭から大量に出血した体験を振り返った。病院では、黒焦げの遺体を目撃したと打ち明けた。豊かな自然や命の尊さをうたった自作の詩も披露し「こういう世界であってほしい」と訴えた。
橋爪さんは日本原水協と非政府組織(NGO)ピースボート(東京)の企画で渡航。証言会は図書館とNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))の地元組織が開き、150人以上が聴いた。来場した医師のシモン・アンドルップさん(35)は「戦闘員と民間人の区別なく殺りくする核兵器の問題を理解した」と話した。
(2024年12月11日朝刊掲載)
橋爪さんは広島市千田町(現中区)の建物内で被爆。窓のそばで「太陽が落ちてきた」ような強い光を感じ、飛ばされて頭から大量に出血した体験を振り返った。病院では、黒焦げの遺体を目撃したと打ち明けた。豊かな自然や命の尊さをうたった自作の詩も披露し「こういう世界であってほしい」と訴えた。
橋爪さんは日本原水協と非政府組織(NGO)ピースボート(東京)の企画で渡航。証言会は図書館とNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))の地元組織が開き、150人以上が聴いた。来場した医師のシモン・アンドルップさん(35)は「戦闘員と民間人の区別なく殺りくする核兵器の問題を理解した」と話した。
(2024年12月11日朝刊掲載)