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名誉博士号を米大使に授与 広島大 関係深化評価

 広島大(東広島市)は13日、日米関係の深化と広島大の発展に貢献したとして、米国のラーム・エマニュエル駐日大使に名誉博士号を授与した。東広島キャンパスで授与式があり、越智光夫学長が名誉博士記を手渡した。

 エマニュエル氏の功績として、日米の大学や企業が半導体分野での人材育成や研究開発を連携する事業発足の主導や、平和記念公園(広島市中区)とパールハーバー国立記念公園(米ハワイ州)の姉妹公園協定締結の推進などを評価したという。

 授与式で、同氏は日米が敵国同士だった歴史を踏まえ「広島で名誉博士号をいただけることは光栄」とあいさつした。越智学長は「卓越したリーダーシップや貢献に感謝と敬意を表したい」と述べた。広島大の名誉博士号の授与は28人目。

 式典終了後、報道陣の取材に応じた同氏は、日本被団協のノーベル平和賞受賞について「平和のために人生をささげた人々が認められることは重要。声や勇気を持ち続けてほしい」と話した。

(2024年12月14日朝刊掲載)

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