HIPPYさん 母校で歌声 中筋小6年生が依頼し実現 平和の大切さも語る
24年12月14日
広島市安佐南区出身のシンガー・ソングライターHIPPY(ヒッピー)さん(44)が13日、母校の中筋小(同区)を訪れた。自身の曲を全校児童720人と一緒に合唱し、平和の大切さも伝えた。卒業生だと知った6年生が来校をお願いする手紙などを送って実現した。
卒業以来の来校というHIPPYさんは全校児童が待つ体育館に登場し、歌声を披露。同小が10月にあった運動会で流した楽曲「君に捧げる応援歌」を児童と一緒に歌った。合間には被爆体験の伝承活動に取り組んでいることを紹介。聞き取った原爆投下後のまちの様子も伝え、「僕たちは戦争を知らないけれど、先輩たちのつくってくれた広島を笑顔いっぱいにしていこう」と呼びかけた。
6年生125人がそれぞれしたためた手紙を11月に送り、HIPPYさんは快諾。今月5日には来校を伝えるHIPPYさんの動画を校内で流したという。
「(当時の)夢はプロ野球選手だった。でも歌手として中筋小に戻ることができてうれしい」とHIPPYさん。6年小川侑珠さん(12)は「平和のことを考えている言葉が胸に刺さった。未来に受け継いでいきたい」と笑顔を見せた。(長野葵)
(2024年12月14日朝刊掲載)
卒業以来の来校というHIPPYさんは全校児童が待つ体育館に登場し、歌声を披露。同小が10月にあった運動会で流した楽曲「君に捧げる応援歌」を児童と一緒に歌った。合間には被爆体験の伝承活動に取り組んでいることを紹介。聞き取った原爆投下後のまちの様子も伝え、「僕たちは戦争を知らないけれど、先輩たちのつくってくれた広島を笑顔いっぱいにしていこう」と呼びかけた。
6年生125人がそれぞれしたためた手紙を11月に送り、HIPPYさんは快諾。今月5日には来校を伝えるHIPPYさんの動画を校内で流したという。
「(当時の)夢はプロ野球選手だった。でも歌手として中筋小に戻ることができてうれしい」とHIPPYさん。6年小川侑珠さん(12)は「平和のことを考えている言葉が胸に刺さった。未来に受け継いでいきたい」と笑顔を見せた。(長野葵)
(2024年12月14日朝刊掲載)