平和な日常願い絵筆 21ヵ国から応募 首長会議絵画コン 翠町中の大地粋さん最高賞
24年12月18日
平和首長会議(会長・松井一実広島市長)が国内外の加盟都市の子どもを対象に「私にとっての平和」をテーマにした絵を募ったコンテストで、広島市南区の翠町中2年大地粋さん(14)の作品が最高賞の平和首長会議会長賞を受賞した。
大地さんは夏の青空に灰色の雲、白いハトの羽を持つ腕を描いた。「原爆投下後の広島をイメージした残酷さを表現しつつ、美しく平和な日常の空を願った」と作品に込めた思いを語った。「11~15歳の部」の最優秀賞にも輝いた。
16日に市役所で表彰式があり、同部門で優秀賞を受賞した安佐南区の高取北中3年近藤由凜子さん(15)とともに松井市長から表彰状を受け取った。丘にある木の下から街を眺める少女を描いた近藤さんは「世界各地で起こる戦争のニュースに触れると、今過ごしている日常こそが平和なんだと実感する」と話した。
平和首長会議は4~10月に「6~10歳の部」を含む2部門で作品を募り、21カ国123都市から4208点を受け付けた。入賞作を同会議ホームページで紹介している。(伊藤友一)
(2024年12月18日朝刊掲載)
大地さんは夏の青空に灰色の雲、白いハトの羽を持つ腕を描いた。「原爆投下後の広島をイメージした残酷さを表現しつつ、美しく平和な日常の空を願った」と作品に込めた思いを語った。「11~15歳の部」の最優秀賞にも輝いた。
16日に市役所で表彰式があり、同部門で優秀賞を受賞した安佐南区の高取北中3年近藤由凜子さん(15)とともに松井市長から表彰状を受け取った。丘にある木の下から街を眺める少女を描いた近藤さんは「世界各地で起こる戦争のニュースに触れると、今過ごしている日常こそが平和なんだと実感する」と話した。
平和首長会議は4~10月に「6~10歳の部」を含む2部門で作品を募り、21カ国123都市から4208点を受け付けた。入賞作を同会議ホームページで紹介している。(伊藤友一)
(2024年12月18日朝刊掲載)