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江戸期から原爆までの広島 旧日銀支店で写真や絵展示

 江戸時代から原爆が投下されて焼失する前までの広島市内の街と暮らしを写真や絵で紹介する「江戸・戦前の広島を発見!」が中区袋町の旧日本銀行広島支店で開かれている。22日まで。

 市公文書館の所蔵資料などをあしらった説明パネル約30枚を展示。洋画専門の映画館「日進館」の外観や、球形の飾り照明がモダンな印象の元安橋(中区)などの写真が並ぶ。

 かつて厳島神社(廿日市市)の管絃祭に合わせて広島市内の川に繰り出した「御供船(おともんぶね)」を捉えたパネルも。京橋川に浮かぶ御供船を見ようと人が殺到し、京橋(中、南区)が崩れたという江戸末期の逸話も紹介する。

 来場した全国通訳案内士の小林洋子さん(72)=東区=は「娯楽がたくさんある街だったことが伝わってきますね」と見入っていた。広島市文化協会の主催。無料。午前10時~午後5時。(頼金育美)

(2024年12月21日朝刊掲載)

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