×

ニュース

国の原発依存 「反対の声を」 松江で集会 広島県被団協も訴え

 中国電力が再稼働した島根原発2号機(松江市)の運転の中断、廃炉を訴える市民団体などによる集会が21日、松江市であった。広島県被団協(箕牧(みまき)智之理事長)の熊田哲治事務局長(67)が講話した。

 熊田事務局長は被爆者の健康被害を強調。「内部被曝(ひばく)については、まだ解明されていない」とした。

 さまざまな自然条件で距離に関係なく放射線量が高くなる「ホットスポット」ができることにも触れ、「放射線や核の問題が解明されないまま、原発依存度を高めようとする国や中国電力に、反対の声を強めて」と訴えた。

 集会には、島根県内のほか大阪府や京都府などから約300人が参加した。(藤原靖成)

(2024年12月22日朝刊掲載)

年別アーカイブ