従業員の原爆慰霊碑 再び設置 中区の明治安田生命 新ビル 平和記念公園望む屋上に
24年12月29日
明治安田生命保険広島支社は、広島市中区袋町で建て替え中の新しいオフィスビルに、米軍による原爆投下で亡くなった従業員を追悼する慰霊碑を再び設置した。工事に伴い、旧ビルから白神社(中区)に一時的に移設していた。
慰霊碑は高さ約1・9メートル。原爆の犠牲になった内外勤の従業員計16人を弔うため、旧ビルの屋上に建立。14階建ての新ビルの完成が迫り、平和記念公園(中区)を望む屋上に戻した。
24日に神事があり、関係者たち8人が出席。星野卓司理事支社長は「歴史のある支社をつくりあげてきた先人の思いを受け継ぎ、地域住民のために責務を果たす思いを新たにした」と話した。
新ビルでの業務開始は2025年3月を予定。1階には健康増進などのイベントを開くフリースペースができる。(下高充生)
(2024年12月29日朝刊掲載)
慰霊碑は高さ約1・9メートル。原爆の犠牲になった内外勤の従業員計16人を弔うため、旧ビルの屋上に建立。14階建ての新ビルの完成が迫り、平和記念公園(中区)を望む屋上に戻した。
24日に神事があり、関係者たち8人が出席。星野卓司理事支社長は「歴史のある支社をつくりあげてきた先人の思いを受け継ぎ、地域住民のために責務を果たす思いを新たにした」と話した。
新ビルでの業務開始は2025年3月を予定。1階には健康増進などのイベントを開くフリースペースができる。(下高充生)
(2024年12月29日朝刊掲載)