「甲奴の財産」「平和実現」 カーター元米大統領悼み 住民らの記帳続々 12日まで受け付け延長
25年1月8日
昨年12月29日に100歳で死去したジミー・カーター元米大統領を追悼しようと、三次市甲奴町の住民組織などが設置した記帳所に、30年余にわたる交流への感謝をつづったメッセージが寄せられている。7日時点で83件となり、387人が名前を記帳。12日まで受け付け、カーターさんの郷里・米国ジョージア州にあるカーター・センターに送る。(林淳一郎、広田恭祥)
記帳所は、町振興協議会連合会と市が12月31日に同町本郷のジミー・カーターシビックセンターに開設。5日までの予定だったが、カーターさんの国葬が9日まで続くため期間延長を決めた。
「すべてが甲奴の財産です」「平和な世界実現に努力します」「ピーナッツ大切に育てつづけます」…。メッセージカードには、カーターさん夫妻たちと友好を温めてきた町内外の人の感謝や誓いの言葉が並ぶ。
交流のきっかけは、戦時中に金属供出された地元の正願寺の鐘。海外を巡った後、カーターさんに寄贈され、1990年、94年の甲奴来訪に結びついた。中学生たちの相互訪問も始まり、双方の参加は計千人を超す。
福岡県太宰府市の本村静香さん(32)、竹原市の杉原文香さん(26)姉妹はそれぞれ甲奴中3年生の時に米国でカーターさんの人柄にも触れた。帰省中に記帳所を訪れ「カーターさんとのつながりは誇り」とかみしめた。
記帳の受け付けは午前10時~午後3時。募金箱も置き、メッセージとともに現地へ送る予定。同連合会事務局の中垣健一さん(49)は「互いに理解し合い、平和の道を開く交流の継続につなげていきたい」と話す。
(2025年1月8日朝刊掲載)
記帳所は、町振興協議会連合会と市が12月31日に同町本郷のジミー・カーターシビックセンターに開設。5日までの予定だったが、カーターさんの国葬が9日まで続くため期間延長を決めた。
「すべてが甲奴の財産です」「平和な世界実現に努力します」「ピーナッツ大切に育てつづけます」…。メッセージカードには、カーターさん夫妻たちと友好を温めてきた町内外の人の感謝や誓いの言葉が並ぶ。
交流のきっかけは、戦時中に金属供出された地元の正願寺の鐘。海外を巡った後、カーターさんに寄贈され、1990年、94年の甲奴来訪に結びついた。中学生たちの相互訪問も始まり、双方の参加は計千人を超す。
福岡県太宰府市の本村静香さん(32)、竹原市の杉原文香さん(26)姉妹はそれぞれ甲奴中3年生の時に米国でカーターさんの人柄にも触れた。帰省中に記帳所を訪れ「カーターさんとのつながりは誇り」とかみしめた。
記帳の受け付けは午前10時~午後3時。募金箱も置き、メッセージとともに現地へ送る予定。同連合会事務局の中垣健一さん(49)は「互いに理解し合い、平和の道を開く交流の継続につなげていきたい」と話す。
(2025年1月8日朝刊掲載)