ノーベル平和賞受賞 広島で26日に報告会 被爆者7団体や実行委
25年1月10日
広島の被爆者7団体と反核、平和団体などの実行委員会は9日、日本被団協のノーベル平和賞受賞を記念した催しを26日午後1時から広島市中区の原爆資料館で開くと発表した。被爆者や若者が戦争も核兵器もない世界の実現に受賞をどうつなげるか意見を交わす。
第1部は授賞式に合わせノルウェー・オスロに渡航した日本被団協代表委員で広島県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(82)や高校生平和大使の基町高2年甲斐なつきさん(17)たち6人が現地での活動を報告する。第2部は被爆者団体や反核団体などの12人が受賞の受け止めや今後の取り組みを語る。定員300人で先着順。無料。
広島市役所で記者会見した実行委を構成するNPO法人ANT―Hiroshima(中区)の渡部朋子理事長(71)は「核兵器の問題を自分ごとと考えてもらえる場にしたい」と述べた。もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(80)は8日に日本被団協役員と面会した石破茂首相が核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加の態度を明言しなかった点を疑問視。「被爆者から何を学んでいるのか」と憤った。(下高充生)
(2025年1月10日朝刊掲載)
第1部は授賞式に合わせノルウェー・オスロに渡航した日本被団協代表委員で広島県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(82)や高校生平和大使の基町高2年甲斐なつきさん(17)たち6人が現地での活動を報告する。第2部は被爆者団体や反核団体などの12人が受賞の受け止めや今後の取り組みを語る。定員300人で先着順。無料。
広島市役所で記者会見した実行委を構成するNPO法人ANT―Hiroshima(中区)の渡部朋子理事長(71)は「核兵器の問題を自分ごとと考えてもらえる場にしたい」と述べた。もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(80)は8日に日本被団協役員と面会した石破茂首相が核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加の態度を明言しなかった点を疑問視。「被爆者から何を学んでいるのか」と憤った。(下高充生)
(2025年1月10日朝刊掲載)