被爆80年の8・6 核の非人道性 シンポで議論 広島平和文化センター計画 専門家や被爆者参加
25年1月16日
被爆80年のことし8月6日に、広島平和文化センターが、広島市で核兵器使用の人道的影響に焦点を当てた特別シンポジウムを開く計画を進めている。核兵器禁止条約を推進するオーストリア外務省のアレクサンダー・クメント軍縮局長たちが参加を予定。「核兵器のない世界」の実現へ、被爆地広島に求められる役割を議論する。
原爆資料館(中区)で午後5時に開始。「核兵器廃絶に向けた人道イニシアティブの意義と広島の役割」をテーマに、クメント氏や、2017年にノーベル平和賞を受賞した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))のメリッサ・パーク事務局長、国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長、日本軍縮学会初代会長で大阪大の黒沢満名誉教授たちが討論する。
「原爆被害の壊滅性」をテーマにした専門家と被爆者の対話も予定している。
広島平和文化センターは、禁止条約制定の後押しにもなった核兵器使用の人道的影響の論調が弱まっているとして、広範な議論を呼び起こそうとシンポジウムを企画。今後、詳細が固まり次第、平和記念式典に参列する政府代表や市民へ参加を呼びかける。(野平慧一)
(2025年1月16日朝刊掲載)
原爆資料館(中区)で午後5時に開始。「核兵器廃絶に向けた人道イニシアティブの意義と広島の役割」をテーマに、クメント氏や、2017年にノーベル平和賞を受賞した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))のメリッサ・パーク事務局長、国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長、日本軍縮学会初代会長で大阪大の黒沢満名誉教授たちが討論する。
「原爆被害の壊滅性」をテーマにした専門家と被爆者の対話も予定している。
広島平和文化センターは、禁止条約制定の後押しにもなった核兵器使用の人道的影響の論調が弱まっているとして、広範な議論を呼び起こそうとシンポジウムを企画。今後、詳細が固まり次第、平和記念式典に参列する政府代表や市民へ参加を呼びかける。(野平慧一)
(2025年1月16日朝刊掲載)