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エノラ・ゲイ 出撃地視察へ 被爆80年で広島県議会

 広島県議会は23~26日、被爆80年に合わせ、広島に原爆を投下した米軍機エノラ・ゲイの出撃地、太平洋北マリアナ諸島(米自治領)を視察する。現地政府に核兵器廃絶に向けた協力を呼びかける。

 中本隆志議長と特別委員会の県議計10人、事務局職員2人が参加。米軍がエノラ・ゲイに原爆を積み込んだテニアン島のピットや、太平洋戦争で多くの日本人が海に身を投げたサイパン島の「バンザイクリフ」を訪れ、戦没者の碑に献花する。

 マリアナ政府知事やサイパン市長も訪ね、8月6日に広島市中区である平和記念式典に出席するよう要請する。県議会による同諸島の視察は初めて。費用は宿泊費と飛行機代を除き429万円を見込んでいる。

(2025年1月23日朝刊掲載)

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