エスキーテニスから平和考える 東広島の高美が丘小 誕生の経緯学びプレー
25年1月23日
戦後間もない広島で生まれたスポーツ「エスキーテニス」を通して平和について学ぶ授業が21日、東広島市の高美が丘小であった。日本エスキーテニス連盟(広島市南区)の役員たち10人が講師を務め、児童は競技を体験しながら地域の歴史に思いをはせた。
エスキーテニスは縦8メートル、横4メートルのコートに高さ55センチのネットを張り、羽根付きスポンジボールを木製ラケットで打ち合う。「焼け野原でも子どもが楽しめるスポーツをつくってほしい」と県の依頼を受けた実業家宇野本信さん(故人)が、1948年に考案した。
この日の授業には、事前に宇野本さんのひ孫で同連盟理事の翼さん(40)=同区=から競技誕生の経緯を教わっていた6年生約100人が参加。体育館で翼さんたちの手ほどきを受けながら練習し、2人一組で試合に臨んだ。渡辺夏帆さん(12)は「羽根のはね方が独特で難しいけど、楽しい。平和の大切さも考えることができた」と話した。
同連盟は東広島、広島市の一部の小学校で平和学習の授業に取り組んでいる。(教蓮孝匡)
(2025年1月23日朝刊掲載)
エスキーテニスは縦8メートル、横4メートルのコートに高さ55センチのネットを張り、羽根付きスポンジボールを木製ラケットで打ち合う。「焼け野原でも子どもが楽しめるスポーツをつくってほしい」と県の依頼を受けた実業家宇野本信さん(故人)が、1948年に考案した。
この日の授業には、事前に宇野本さんのひ孫で同連盟理事の翼さん(40)=同区=から競技誕生の経緯を教わっていた6年生約100人が参加。体育館で翼さんたちの手ほどきを受けながら練習し、2人一組で試合に臨んだ。渡辺夏帆さん(12)は「羽根のはね方が独特で難しいけど、楽しい。平和の大切さも考えることができた」と話した。
同連盟は東広島、広島市の一部の小学校で平和学習の授業に取り組んでいる。(教蓮孝匡)
(2025年1月23日朝刊掲載)