「長生きして証言続ける」 広島で平和賞受賞報告会 被団協ノーベル賞
25年1月26日
日本被団協のノーベル平和賞受賞を報告する集会が25日、広島市で相次いであった。中区の原爆資料館であった広島大平和センター主催の講座では、昨年12月にノルウェー・オスロであった授賞式の関連フォーラムに登壇した広島の被爆者の小倉桂子さんが講演し、核兵器廃絶に向けて被爆体験を語り継ぐ大切さを訴えた。
講座には約200人が参加した。小倉さんは授賞式の晩さん会や現地の学校訪問の様子を写真を交えて振り返り「遠く離れたオスロでも、いろんな人が広島、長崎の思いを受け継いでいた」と強調。「できるだけ長生きして、こんなふうに話をしていく」と語った。
同じくフォーラムに参加した長崎の被爆者の朝長万左男さん(81)は、授賞式やフォーラムの登壇者の発言を紹介し「被爆者の証言が非常に大事。その集合体としてのノーベル平和賞受賞だったと思う」と話した。
中区ではこの日、広島、長崎のカトリック関係者でつくる「核なき世界基金」主催の報告会もあり、約70人が参加した。一般社団法人「核兵器をなくす日本キャンペーン」の浅野英男さん(28)は「被爆者に続く全ての世代が継承活動をしていることが評価されており、これからも重要になることをオスロで確認した」と、現地での活動を振り返った。(口元惇矢)
(2025年1月26日朝刊掲載)
講座には約200人が参加した。小倉さんは授賞式の晩さん会や現地の学校訪問の様子を写真を交えて振り返り「遠く離れたオスロでも、いろんな人が広島、長崎の思いを受け継いでいた」と強調。「できるだけ長生きして、こんなふうに話をしていく」と語った。
同じくフォーラムに参加した長崎の被爆者の朝長万左男さん(81)は、授賞式やフォーラムの登壇者の発言を紹介し「被爆者の証言が非常に大事。その集合体としてのノーベル平和賞受賞だったと思う」と話した。
中区ではこの日、広島、長崎のカトリック関係者でつくる「核なき世界基金」主催の報告会もあり、約70人が参加した。一般社団法人「核兵器をなくす日本キャンペーン」の浅野英男さん(28)は「被爆者に続く全ての世代が継承活動をしていることが評価されており、これからも重要になることをオスロで確認した」と、現地での活動を振り返った。(口元惇矢)
(2025年1月26日朝刊掲載)