「浅野文庫」図書館 大半ガラス張り 縮景園望む 広島市 整備イメージ案
25年1月25日
広島市は市長公舎(中区)を廃止して跡地に新設する専門図書館「浅野文庫等施設(仮称)」の業者による整備イメージ案を公表した。大半の壁面をガラス張りにし、隣接する縮景園の景観を生かした開放感ある設計とする。
施設は鉄筋3階建て延べ約2500平方メートル。事務・管理エリアを置く各階の東側を除き、壁面をガラス張りとする。室内からは縮景園の豊かな自然が感じられ、外からは施設内の活動が見られるようにする。屋外には庭やテラスを設ける。
1階に展示・図書コーナー、2階に収蔵庫、3階には閲覧・研究エリアをそれぞれのフロアの中央部に配置。各階の周囲には共有エリアを設け、展示やセミナー、市民活動に使う。温度や湿度に配慮が必要な収蔵庫は外部に接しない場所に整備する。
市は23日にあった有識者でつくる都市デザインアドバイザー会議で整備イメージを説明した。委員からは縮景園を生かした外観を評価する声や来園者の図書館への誘導を求める意見があった。
市は新図書館を市立中央図書館(中区)が所蔵する旧広島藩主浅野家から寄贈された古書類約1万点の「浅野文庫」などの保存や研究、郷土の文化と歴史を学べる場として整備する。2026年度の着工、29年秋以降の開館を目指す。(野平慧一)
(2025年1月25日朝刊掲載)
施設は鉄筋3階建て延べ約2500平方メートル。事務・管理エリアを置く各階の東側を除き、壁面をガラス張りとする。室内からは縮景園の豊かな自然が感じられ、外からは施設内の活動が見られるようにする。屋外には庭やテラスを設ける。
1階に展示・図書コーナー、2階に収蔵庫、3階には閲覧・研究エリアをそれぞれのフロアの中央部に配置。各階の周囲には共有エリアを設け、展示やセミナー、市民活動に使う。温度や湿度に配慮が必要な収蔵庫は外部に接しない場所に整備する。
市は23日にあった有識者でつくる都市デザインアドバイザー会議で整備イメージを説明した。委員からは縮景園を生かした外観を評価する声や来園者の図書館への誘導を求める意見があった。
市は新図書館を市立中央図書館(中区)が所蔵する旧広島藩主浅野家から寄贈された古書類約1万点の「浅野文庫」などの保存や研究、郷土の文化と歴史を学べる場として整備する。2026年度の着工、29年秋以降の開館を目指す。(野平慧一)
(2025年1月25日朝刊掲載)