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核禁会議に不参加 「怒っている」 ネバダデー 平和公園で60人座り込み

 米国が1951年にネバダ州で最初の核実験をした「ネバダデー」の27日、核実験の禁止と核兵器廃絶を訴える座り込みが平和記念公園(広島市中区)の原爆慰霊碑前であった。県原水禁と県平和運動センターが呼びかけ、被爆者を含め約60人が集まった。

 「核実験全面禁止」などと記した横断幕を掲げ、約30分間座り込んだ。県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(82)はあいさつで、日本政府が核兵器禁止条約の第3回締約国会議へのオブザーバー参加を見送る方向であることに言及。「私たち被爆者は非常に怒っている」と抗議の意を示した。

 続いて、全ての核実験場閉鎖や、日本政府をはじめ全ての国・地域による核兵器禁止条約の署名・批准、世界のヒバクシャとの連帯を訴えるアピール文を読み上げ、拍手で採択した。(小林可奈)

(2025年1月28日朝刊掲載)

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