核禁会議 政府参加求める 広島・長崎知事 外務省に連名で
25年1月29日
広島県の湯崎英彦、長崎県の大石賢吾の両知事は28日、外務省で宮路拓馬副大臣と面会し、3月3~7日に米ニューヨークの国連本部である核兵器禁止条約の第3回締約国会議にオブザーバー参加するよう求めた。両知事によると、宮路氏は「検討中」と応じた。
両知事は連名の要請書を宮路氏に渡した。宮路氏は「重く受け止める。思いは一緒だ」と述べた。政府はオブザーバー参加を見送る方向で最終調整している。
湯崎知事は県議会定例会を優先し、自身は締約国会議に参加しないことも明らかにした。
その後に記者会見した岩屋毅外相は、ドイツなど過去にオブザーバー参加した国々の経緯や会議での発言、安全保障政策などを慎重に検証していると説明。「まだ結論には至っていない」と述べた。(宮野史康)
(2025年1月29日朝刊掲載)
両知事は連名の要請書を宮路氏に渡した。宮路氏は「重く受け止める。思いは一緒だ」と述べた。政府はオブザーバー参加を見送る方向で最終調整している。
湯崎知事は県議会定例会を優先し、自身は締約国会議に参加しないことも明らかにした。
その後に記者会見した岩屋毅外相は、ドイツなど過去にオブザーバー参加した国々の経緯や会議での発言、安全保障政策などを慎重に検証していると説明。「まだ結論には至っていない」と述べた。(宮野史康)
(2025年1月29日朝刊掲載)