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広島・長崎市長 参加見送り 3月の核兵器禁止条約締約国会議 平和首長会議代表団派遣へ

 米ニューヨークで3月にある核兵器禁止条約の第3回締約国会議で、広島平和文化センターは29日、平和首長会議会長の松井一実・広島市長と副会長の鈴木史朗・長崎市長が、いずれも参加を見送ると発表した。事務総長でセンターの香川剛広理事長たちを代表団として派遣する。

 センターは両市長の不参加の理由を、2025年度の当初予算案を審議する市議会定例会と日程が重なるためとしている。代表団は香川氏たち9人で、首長会議の副会長でドイツのハノーバー市のベリット・オーナイ市長が団長を務める。3月3~6日に、締約国会議への参加や、首長会議としてのイベント主催、国連・各国政府関係者との面会を予定する。

 松井市長は第1回(22年6月)と第2回(23年11月)、鈴木市長は就任後の第2回の締約国会議に出席し、スピーチしている。(野平慧一)

(2025年1月30日朝刊掲載)

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