日本被団協に「敬意」 国連総会議長 平和公園を訪問
25年2月4日
国連総会のフィレモン・ヤン議長(カメルーン)が3日、広島市中区の平和記念公園を初めて訪れた。日本被団協のノーベル平和賞受賞について「敬意を表する。被爆者の声がこれからも世界中で聞き入れられるようにするのがわれわれの責務だ」と強調した。
ヤン氏は広島平和文化センターの香川剛広理事長の案内で、原爆慰霊碑に花輪を手向け犠牲者を悼んだ。原爆資料館では、壊滅した広島の街並みや被爆者の遺品などの展示を見学。芳名録に「核兵器は全て廃絶されるべきである」と記した。報道各社の取材に「核兵器が多く造られる中、国際社会が何もしないわけにはいかない」と廃絶への決意を語った。
この日は、資料館で被爆者の証言を聞き、市役所で松井一実市長とも面会した。ヤン氏は「広島に来る前とは違う人間になったと感じる」と述べた。外務省の招きで1月30日から2月4日までの日程で来日した。(野平慧一)
(2025年2月4日朝刊掲載)
ヤン氏は広島平和文化センターの香川剛広理事長の案内で、原爆慰霊碑に花輪を手向け犠牲者を悼んだ。原爆資料館では、壊滅した広島の街並みや被爆者の遺品などの展示を見学。芳名録に「核兵器は全て廃絶されるべきである」と記した。報道各社の取材に「核兵器が多く造られる中、国際社会が何もしないわけにはいかない」と廃絶への決意を語った。
この日は、資料館で被爆者の証言を聞き、市役所で松井一実市長とも面会した。ヤン氏は「広島に来る前とは違う人間になったと感じる」と述べた。外務省の招きで1月30日から2月4日までの日程で来日した。(野平慧一)
(2025年2月4日朝刊掲載)