『ひと・とき』 HOPEプロジェクト代表 二口とみゑさん 音楽朗読劇 明子さんに導かれ
25年2月6日
「日本初演を明子さんの母校で開くことになり、不思議な運命を感じている」。第2次世界大戦を生き残ったピアノ、バイオリン、コントラバスを題材とした音楽朗読劇「借りた風景」(藤倉大作曲)を16日、広島市中区の広島女学院中高ゲーンスホールで開催する。3年前にドイツで制作、ラジオ放送された作品。脚本家のゴルトベルクさんたち関係者の「被爆80年に広島で上演したい」との声に応えた。
劇中に登場するピアノは、19歳で被爆死した河本明子さんの遺品。その被爆ピアノを所有する団体の代表を務め、約20年にわたって平和の大切さを伝える活動に取り組んできた。「明子さんに導かれるように、さまざまな人々との縁が紡がれてきた」と振り返る。
今回の公演には、ベルリン・フィルのコントラバス奏者エディクソン・ルイスたち国内外のトップ奏者が出演。朗読は日本語で、劇団四季「オペラ座の怪人」で主役も務めたバリトン歌手の大山大輔、広島で活躍する朗読者・多和田さち子と日髙徹郎、広島テレビの西名みずほアナウンサーが担う。「朗読の打ち合わせでは、言葉一つにこだわるプロのすごさを感じた。すばらしい演奏と朗読を、大勢の人に聴いてもらいたい」
午後3時開演。3500円。カジモト・イープラス☎050(3185)6728。(西村文)
(2025年2月6日朝刊掲載)
劇中に登場するピアノは、19歳で被爆死した河本明子さんの遺品。その被爆ピアノを所有する団体の代表を務め、約20年にわたって平和の大切さを伝える活動に取り組んできた。「明子さんに導かれるように、さまざまな人々との縁が紡がれてきた」と振り返る。
今回の公演には、ベルリン・フィルのコントラバス奏者エディクソン・ルイスたち国内外のトップ奏者が出演。朗読は日本語で、劇団四季「オペラ座の怪人」で主役も務めたバリトン歌手の大山大輔、広島で活躍する朗読者・多和田さち子と日髙徹郎、広島テレビの西名みずほアナウンサーが担う。「朗読の打ち合わせでは、言葉一つにこだわるプロのすごさを感じた。すばらしい演奏と朗読を、大勢の人に聴いてもらいたい」
午後3時開演。3500円。カジモト・イープラス☎050(3185)6728。(西村文)
(2025年2月6日朝刊掲載)