東広島と戦争 写真で表現 東京の美術家宇佐美さん撮影 「リコレクション展」始まる
25年2月8日
東広島市の歴史と文化を見詰める企画展「リコレクション ビジョン 東広島の過去・現在・未来」(中国新聞社など主催)が7日、同市西条栄町の市立美術館で始まった。原爆をテーマにした作品がある東京の美術家宇佐美雅浩さん(52)の撮り下ろし写真を中心に構成する。3月23日まで。
仏画の曼荼羅(まんだら)に着想を得た構図で、地域の戦争体験者たちの人生を表現した写真など約40点が並ぶ。旧制賀茂高等女学校(現賀茂高)の生徒として被爆者救援に当たった女性を西条酒蔵通りで撮影した大型写真(縦150センチ、横206センチ)は、戦争の重い記憶や地域に息づく文化、普遍的な人の営みを凝縮している。
会場を訪れた宇佐美さんは「どの作品も地域の多くの人の協力で形にできた。今ある日常の大切さを感じてもらえたらうれしい」と話していた。
祝日を除く月曜休館。一般千円など。同館☎082(430)7117。 (教蓮孝匡)
(2025年2月8日朝刊掲載)
仏画の曼荼羅(まんだら)に着想を得た構図で、地域の戦争体験者たちの人生を表現した写真など約40点が並ぶ。旧制賀茂高等女学校(現賀茂高)の生徒として被爆者救援に当たった女性を西条酒蔵通りで撮影した大型写真(縦150センチ、横206センチ)は、戦争の重い記憶や地域に息づく文化、普遍的な人の営みを凝縮している。
会場を訪れた宇佐美さんは「どの作品も地域の多くの人の協力で形にできた。今ある日常の大切さを感じてもらえたらうれしい」と話していた。
祝日を除く月曜休館。一般千円など。同館☎082(430)7117。 (教蓮孝匡)
(2025年2月8日朝刊掲載)