×

ニュース

建国記念の日 各立場で集会 中区 祝賀や批判

 「建国記念の日」の11日、記念日を祝う立場と批判的な立場の団体が、広島市中区でそれぞれ集会を開いた。

 企業経営者たちでつくる「奉祝委員会」は、県民文化センターで「建国を祝う集い」を開催。約630人が参加した。市内の高校生による和太鼓のパフォーマンスで開幕し、上野淳次会長が「平和と安全な日本を次世代に継承する使命の重大さを感じる」とあいさつした。

 祝日の趣旨に批判的な県内のキリスト教3団体は広島カトリック会館で集会を開き、約90人が集まった。広島市立大の湯浅正恵教授(社会学)が講演。「米国との軍事的な一体化を優先する積極的平和主義は、被爆の経験に根差した市の平和主義と相いれない。市民としてどう向き合うか、考える必要がある」と指摘した。

(2025年2月12日朝刊掲載)

年別アーカイブ