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アンネのバラ 思い広げる ホロコースト記念館が接ぎ木会

 福山市御幸町のホロコースト記念館旧館で、アンネのバラの接ぎ木会があった。記念館のボランティアグループ「スモールハンズ」で活動する小中学生をはじめ、幸千中(同町)と一ツ橋中(同市東手城町)の生徒計24人が参加した。

 福山ばら会の江草修理事長代行(76)が、ノイバラの台木とアンネのバラの穂木を組み合わせる接ぎ木の方法を解説。子どもたちはナイフで穂木を切ったり、テープで固定したりして約100本を接ぎ木した。

 アンネのバラは「アンネの日記」の作者アンネ・フランクをしのび名付けられた。同館では1995年から育て、希望する全国の学校や団体に贈っている。同市大門町のぎんがの郷小5年で、スモールハンズメンバーの奥本華耶さん(11)は「平和な世の中になるよう、バラをもっと広めたい」と話していた。(原未緒)

(2025年2月11日朝刊掲載)

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