明子さんのピアノ 「多くのこと表現」 「借りた風景」 脚本家が対面
25年2月14日
第2次世界大戦を乗り越えた楽器を題材にした音楽朗読劇「借りた風景」の日本初演を前に、ドイツから来日した脚本家フロリアン・ゴルトベルクさん(62)が平和記念公園のレストハウス(広島市中区)を訪れ、劇中に登場する「明子さん」の被爆ピアノと対面した。
公演に出演する広島交響楽団コンサートマスターでバイオリン奏者の北田千尋さんや、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団コントラバス奏者のエディクソン・ルイスさんと一緒に訪れた。
劇のストーリーには、広島で被爆死した女学生・河本明子さんの遺品のピアノが、ナチスの迫害などを逃れたバイオリン、コントラバスとともに登場する。
「初めての広島で実際にピアノに触れ、ヒロシマの痛ましい歴史を感じた」とゴルトベルクさん。ルイスさんは「一つの音から多くのことを表現するピアノだと思う。この音色に合わせて演奏したい」と語った。
公演は16日午後3時から広島女学院中高ゲーンスホール(中区)。ピアニストの小菅優さん、朗読者として広島テレビの西名みずほアナウンサーたちが出演する。3500円。当日券もある。☎050(3185)6728。(桑島美帆)
(2025年2月14日朝刊掲載)
公演に出演する広島交響楽団コンサートマスターでバイオリン奏者の北田千尋さんや、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団コントラバス奏者のエディクソン・ルイスさんと一緒に訪れた。
劇のストーリーには、広島で被爆死した女学生・河本明子さんの遺品のピアノが、ナチスの迫害などを逃れたバイオリン、コントラバスとともに登場する。
「初めての広島で実際にピアノに触れ、ヒロシマの痛ましい歴史を感じた」とゴルトベルクさん。ルイスさんは「一つの音から多くのことを表現するピアノだと思う。この音色に合わせて演奏したい」と語った。
公演は16日午後3時から広島女学院中高ゲーンスホール(中区)。ピアニストの小菅優さん、朗読者として広島テレビの西名みずほアナウンサーたちが出演する。3500円。当日券もある。☎050(3185)6728。(桑島美帆)
(2025年2月14日朝刊掲載)