被爆アオギリ2世 根元から倒される 中区の袋町公園
25年2月17日
広島市中区の袋町公園に植えられた被爆アオギリ2世の木が、何者かによって根元から倒されていたことが16日分かった。広島中央署が器物損壊の疑いで捜査している。
公園を管理する中区維持管理課や同署などによると、木は高さ約4メートル。目撃者の証言などから14日午後に公園を訪れた若者によって倒されたという。アオギリ2世は、NPO法人セトラひろしま(中区)が市の設置許可を得て10年以上前に植樹した。倒された木は撤去され、セトラが新たな苗木を15日に植えた。
セトラの石丸良道副理事長は「原爆の惨禍を後世に伝えようと植えていた。命のつながりの象徴でもある樹木。大切に成長を見守ってほしい」と話す。苗木の近くに「ふれないで!」と記した掲示ボードを掲げ、注意を呼びかけている。(小川満久、小林可奈)
(2025年2月17日朝刊掲載)
公園を管理する中区維持管理課や同署などによると、木は高さ約4メートル。目撃者の証言などから14日午後に公園を訪れた若者によって倒されたという。アオギリ2世は、NPO法人セトラひろしま(中区)が市の設置許可を得て10年以上前に植樹した。倒された木は撤去され、セトラが新たな苗木を15日に植えた。
セトラの石丸良道副理事長は「原爆の惨禍を後世に伝えようと植えていた。命のつながりの象徴でもある樹木。大切に成長を見守ってほしい」と話す。苗木の近くに「ふれないで!」と記した掲示ボードを掲げ、注意を呼びかけている。(小川満久、小林可奈)
(2025年2月17日朝刊掲載)