広島生まれ 広がる思い エスキーテニス 普及に一役 修大協創高生徒 解説絵本作りや児童指導
25年2月18日
広島修道大協創高(広島市西区)の生徒が、戦後に広島で生まれたスポーツ「エスキーテニス」を広める活動に取り組んでいる。探究学習の一環で、競技のルールを解説する絵本を作ったり、小学校で体験会を開いたりしている。
エスキーテニスは羽根付きスポンジボールを木製ラケットで打ち合う競技で、テニスコートの8分の1の省スペースで楽しめるのが特長。2年生10人が本年度の探究学習で昔遊びについて調べる中、被爆後の広島で「焼け野原でも楽しめるスポーツを」と考案された経緯に興味を持ち、普及活動を始めた。
日本エスキーテニス連盟(南区)の講師に技術を教わり、手描きのイラストで試合を再現した絵本を作成。生徒の母校の彩が丘小(佐伯区)で全クラスに配った。
今月4日には同小で体験会を開催。段級位審査で1級を取得した小川隆太郎さん(17)たちが、児童約50人に打ち方のこつを指導し、絵本の読み聞かせもした。同小4年角本士武(とむ)さん(10)は「アドバイス通りに腕を伸ばして打つとうまくできた。またやりたい」と笑顔を見せた。
小川さんは「興味を持って楽しんでくれた」と喜び、「どこでも手軽にできるスポーツ。県外にも普及させたい」と意気込む。(桧山菜摘)
(2025年2月18日朝刊掲載)
エスキーテニスは羽根付きスポンジボールを木製ラケットで打ち合う競技で、テニスコートの8分の1の省スペースで楽しめるのが特長。2年生10人が本年度の探究学習で昔遊びについて調べる中、被爆後の広島で「焼け野原でも楽しめるスポーツを」と考案された経緯に興味を持ち、普及活動を始めた。
日本エスキーテニス連盟(南区)の講師に技術を教わり、手描きのイラストで試合を再現した絵本を作成。生徒の母校の彩が丘小(佐伯区)で全クラスに配った。
今月4日には同小で体験会を開催。段級位審査で1級を取得した小川隆太郎さん(17)たちが、児童約50人に打ち方のこつを指導し、絵本の読み聞かせもした。同小4年角本士武(とむ)さん(10)は「アドバイス通りに腕を伸ばして打つとうまくできた。またやりたい」と笑顔を見せた。
小川さんは「興味を持って楽しんでくれた」と喜び、「どこでも手軽にできるスポーツ。県外にも普及させたい」と意気込む。(桧山菜摘)
(2025年2月18日朝刊掲載)