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核禁会議オブザーバー不参加 公明代表、政府主張に異論

 公明党の斉藤鉄夫代表は20日の党中央幹事会で、3月に米国である核兵器禁止条約第3回締約国会議にオブザーバー参加しないと決めた政府の対応を批判した。核兵器保有国と非保有国の「分断を深める」とした政府の主張に、「それは違う」と述べた。

 石破茂首相に繰り返しオブザーバー参加を要請してきた斉藤氏は、不参加について「大変残念だ」との受け止めを示した。その上で「唯一の戦争被爆国だからこそ世界から理解される。核保有国と非保有国の橋渡しをできるのは日本しかいない」と強調した。

 公明党は党核廃絶推進委員会副委員長の平木大作参院議員を締約国会議に派遣する。斉藤氏は「どんな議論が行われたのか政府に伝え、将来のオブザーバー参加につなげたい」と話した。(中川雅晴)

(2025年2月21日朝刊掲載)

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