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夢を追う翼くん 成長たどる壁画 被爆80年 Eピース第2弾 あす先行公開

 J1サンフレッチェ広島は21日、被爆80年に合わせ、エディオンピースウイング広島(広島市中区)に、サッカー漫画「キャプテン翼」の巨大壁画「ドリームウォール」を設置し、報道陣に公開した。作品の世界観を通じて、スポーツの力や平和の大切さを考えるきっかけにしてほしいとの願いを込めた。

 スタジアム3階北側コンコースに設けた壁画は計9点で、いずれも縦2・7メートル、横7・5メートル。主人公の大空翼が、小学生から日本代表として海外でプレーするまでの成長過程と、出会ったライバルたちを、漫画のコラージュで紹介している。

 サンフレは昨年1月、大空翼が「この世界から戦争をなくしたい」などと訴える壁画「ピースウォール」を2階東側コンコースに設置した。今回の第2弾について、原作者の高橋陽一さんは「ドリームウォールには世界中の選手をコラージュした。スポーツの力、夢、世界平和という三つの思いが、壁画を通して伝われば」とコメントした。

 壁画は23日にある横浜Mとのホーム開幕戦で来場者に先行公開し、24日から一般観覧を行う。(山本堅太郎)

(2025年2月22日朝刊掲載)

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