広島原爆 視覚で伝える惨禍 資料館できょうから企画展
25年2月28日
国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」の国際登録を目指す「広島原爆の視覚的資料―1945年の写真と映像」の申請資料を集めた企画展が28日、広島市中区の原爆資料館で始まる。壊滅した街の様子や、重いやけど、急性放射線障害などに苦しむ市民たちの姿を通じ、被爆の惨禍を伝える。入場無料。9月16日まで。
市と中国新聞社などの報道機関5社が共同申請した1945年8月6日から年末までの写真1532枚のうちの86枚と、動画2本を展示する。中国新聞社カメラマンだった故松重美人(よしと)さんが原爆投下当日の市民の惨状を写したカットなどを含む。資料館の学芸員たちが27日、会場となる東館1階の企画展示室に資料を運び入れ、配置していった。
今回の資料は国内審査を経て、政府が2023年11月に世界の記憶への推薦を決定。ユネスコに申請書を提出している。(野平慧一)
(2025年2月28日朝刊掲載)
市と中国新聞社などの報道機関5社が共同申請した1945年8月6日から年末までの写真1532枚のうちの86枚と、動画2本を展示する。中国新聞社カメラマンだった故松重美人(よしと)さんが原爆投下当日の市民の惨状を写したカットなどを含む。資料館の学芸員たちが27日、会場となる東館1階の企画展示室に資料を運び入れ、配置していった。
今回の資料は国内審査を経て、政府が2023年11月に世界の記憶への推薦を決定。ユネスコに申請書を提出している。(野平慧一)
(2025年2月28日朝刊掲載)