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モンゴル外相 原爆資料館見学 「広島の取り組みを応援」

 モンゴルのバトムンフ・バトツェツェグ外相が1日、広島市中区の平和記念公園を初めて訪れた。原爆資料館を見学し「悲惨な歴史を繰り返さないよう願っている」と強調した。

 バトツェツェグ氏は広島平和文化センターの香川剛広理事長の案内で、資料館を回った。被爆10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの折り鶴や被爆死した子どもの遺品の三輪車などを見学。芳名録に「核兵器のない世界の実現に向け、全力を尽くす」と記し、「世界に平和を発信する広島の取り組みを応援している」と語った。

 原爆慰霊碑に花輪を手向けて犠牲者を悼み、県被団協の箕牧(みまき)智之理事長とも意見を交わした。

 外務省の招きで5日まで日本に滞在する。1日は広島大のモンゴル人留学生とも交流した。(黒川雅弘)

(2025年3月2日朝刊掲載)

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