大和の仮展示室開館 ミュージアム休館 呉のビュー・ポート 観測機レプリカ 初披露
25年3月1日
呉市中通のビュー・ポートくれに28日、「大和ミュージアムサテライト」がオープンした。市は、リニューアル工事のため休館中の大和ミュージアム(宝町)の仮展示室として来年3月まで開く。1階の展示室(約400平方メートル)に、国内初展示の零式観測機の実物大レプリカなどが並ぶ。(栾暁雨)
零式観測機のレプリカは、全長9・5メートル、幅11メートル、高さ4メートル。本物の図面を参考に造られ、高度や速度などを示す操縦席の計器も再現した。フロート(浮舟)を装備した2人乗りの複葉機で、戦艦大和に搭載され、偵察や着弾の観測などを担った。
大和ミュージアムにあった全長約2・6メートルの大和の100分の1模型も移設。同館では展示していなかった空母赤城の図面の複製や、大和や長門など呉海軍工廠(こうしょう)で建造された艦船を紹介するパネルも展示する。
開館前から約30人が並び、大和ミュージアムの戸高一成館長たちがテープカットする様子を見守った。零式観測機のプラモデルを持参した広島市安佐南区の大学生山口司さん(20)は「実物大は迫力がすごい」。開館に合わせて呉を訪れた埼玉県の看護師小池由乃さん(27)は「細かく作り込まれていて見応えがある」と笑顔だった。
大和関連やサテライト限定のグッズなど計400点が並ぶ売店もにぎわった。開館時間は午前9時~午後6時。一般500円。火曜休館。サテライト☎0823(25)3017。
(2025年3月1日朝刊掲載)
零式観測機のレプリカは、全長9・5メートル、幅11メートル、高さ4メートル。本物の図面を参考に造られ、高度や速度などを示す操縦席の計器も再現した。フロート(浮舟)を装備した2人乗りの複葉機で、戦艦大和に搭載され、偵察や着弾の観測などを担った。
大和ミュージアムにあった全長約2・6メートルの大和の100分の1模型も移設。同館では展示していなかった空母赤城の図面の複製や、大和や長門など呉海軍工廠(こうしょう)で建造された艦船を紹介するパネルも展示する。
開館前から約30人が並び、大和ミュージアムの戸高一成館長たちがテープカットする様子を見守った。零式観測機のプラモデルを持参した広島市安佐南区の大学生山口司さん(20)は「実物大は迫力がすごい」。開館に合わせて呉を訪れた埼玉県の看護師小池由乃さん(27)は「細かく作り込まれていて見応えがある」と笑顔だった。
大和関連やサテライト限定のグッズなど計400点が並ぶ売店もにぎわった。開館時間は午前9時~午後6時。一般500円。火曜休館。サテライト☎0823(25)3017。
(2025年3月1日朝刊掲載)