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被爆2世ゲノム 解析などを審議 放影研諮問委

 放射線影響研究所(放影研、広島市南区)の研究内容について助言する科学諮問委員会が3日、放影研で始まった。放影研が準備を進めている被爆2世のゲノム(全遺伝情報)解析や、関連する倫理的配慮の取り組みについて審議し、最終日の5日に勧告をまとめる。

 諮問委は年1回開催。病理学や遺伝医学など日米の専門家12人がオンラインを含め非公開で話し合う。

 神谷研二理事長は冒頭のあいさつで、前身の原爆傷害調査委員会(ABCC)から改組してことしで50年を迎え、広島大霞キャンパス(南区)への移転も控える点に言及。「開所以来の大変革期を迎えている。研究所をさらに発展させるため一丸となって課題に取り組む」と述べた。

(2025年3月4日朝刊掲載)

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