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非核リーダー 国連100人募集 世界各国の18~29歳

 国連は日本政府の拠出によって設けた「ユース非核リーダー基金」の研修プログラムで、2期目の参加者募集を始めた。岸田文雄前首相が創設を提唱し、核兵器廃絶に取り組む次世代を育成する狙い。世界各国の18~29歳、100人を募っている。4月13日まで。

 研修は2年間。2025年夏、選考を経た100人が核軍縮や軍備管理についてオンラインで学ぶ。さらに選ばれた50人が26年春、広島、長崎を訪れ、被爆者の証言を聞くなど1週間の研修に臨む。事前の知識は問わない。国連軍縮部のウェブサイトから申し込む。

 研修は、政府が10億円余りを拠出した基金を活用して23年に始動した。1期目は政府、国際機関の職員や学生2千人超が応募。約60カ国の100人が参加し、49人が24年夏に広島、長崎を訪れた。計4期あり、被爆85年の30年まで続く。

(2025年3月11日朝刊掲載)

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