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パールハーバー公園の実情指摘 被団協 広島でパネル展

 広島市の平和記念公園と姉妹公園協定を結んでいる米パールハーバー国立記念公園についてのパネル展が10日、広島市中区の合人社ウエンディひと・まちプラザで始まった。協定締結を問題視する広島県被団協(佐久間邦彦理事長)の平和学習講師団の主催で13日まで。無料。

 講師団メンバーが昨年1月に現地で撮った写真や地図計約70点を展示。翻訳や解説を加え、パールハーバー記念公園に「軍事施設」の側面があると指摘する。太平洋艦隊潜水艦博物館が核抑止力を前提に核弾頭の性能をアピールしている点も報告している。

 佐伯区のパート従業員尾崎敬子さん(64)は「博物館は核兵器の性能を誇示しているようで違和感を覚えた。核兵器はなくさないといけない」と話していた。午前9時半~午後10時で、最終日は午後5時まで。関連して16日午後1時半から協定に関する学習会を中区の原爆資料館東館で開く。

(2025年3月11日朝刊掲載)

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