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　広島市は１９日、市民に夢や希望を与えたとして、昨季で現役を引退したＪ１サンフレッチェ広島コーチの青山敏弘さん（３９）や野球殿堂入りをした広島東洋カープ元投手の黒田博樹さん（５０）たち５人に市民賞を贈った。

　ほかの３人は、パリ五輪セーリングで銀メダルを獲得した吉岡美帆さん（３４）＝西区出身、パリ・パラリンピック車いすラグビー金メダルに貢献した長谷川勇基さん（３２）＝南区出身、原爆死没者名簿の記帳を４０年近く担った被爆者で元市職員の池亀和子さん（昨年８月に８２歳で死去）。

　市役所であった授与式には青山さんと長谷川さん、池亀さんの遺族が出席。松井一実市長から表彰状と記念品を受け取った。青山さんはエディオンピースウイング広島の建設に感謝し「あのスタジアムを目標に頑張ることができた」と述べた。

（２０２５年３月２１日朝刊掲載）