政府は核禁条約署名・批准を 被爆者7団体呼びかけ 広島 平和賞受賞後で初
25年3月23日
広島の被爆者7団体は22日、広島市中区の平和記念公園で、日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名を集めた。日本被団協のノーベル平和賞受賞後初めて。各団体の代表者たち25人が街頭に立った。
受賞を知らせる横断幕を掲げて観光客たちに声をかけ、30分間で約200筆を集めた。ハンガリーから訪れた会社員エンドレ・フレニョさん(28)は「隣国のウクライナでも核兵器が使われかねない」とペンを握った。
今月上旬に米ニューヨークの国連本部で開かれた同条約の第3回締約国会議で、日本はオブザーバー参加も見送った。この日、街頭に立った広島県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(83)は「被爆80年に水を差すような政府の態度に怒りしかない」。もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(80)も「核兵器が使われたらどうなるかよく見てほしい」と訴えた。 (山本真帆)
(2025年3月23日朝刊掲載)
受賞を知らせる横断幕を掲げて観光客たちに声をかけ、30分間で約200筆を集めた。ハンガリーから訪れた会社員エンドレ・フレニョさん(28)は「隣国のウクライナでも核兵器が使われかねない」とペンを握った。
今月上旬に米ニューヨークの国連本部で開かれた同条約の第3回締約国会議で、日本はオブザーバー参加も見送った。この日、街頭に立った広島県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(83)は「被爆80年に水を差すような政府の態度に怒りしかない」。もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(80)も「核兵器が使われたらどうなるかよく見てほしい」と訴えた。 (山本真帆)
(2025年3月23日朝刊掲載)