「核禁条約批准を」署名提出 広島や東京の高校生 外務省に2万筆
25年3月27日
広島や東京で原爆や戦争について学ぶ高校生平和ゼミナールの一行が26日、外務省を訪れ、核兵器禁止条約への署名、批准を政府に求める署名約2万2千筆を提出した。政府の核抑止政策を転換するよう求めた。
進徳女子高(広島市南区)や崇徳高(西区)の生徒たち約90人が訪問。進徳女子高1年大槻華奈さん(16)たちが軍備管理軍縮課の斎藤翼首席事務官に署名を渡し、同3年鈴木穂乃佳さん(18)は「核抑止で表面的に平和が保たれているように感じても、本当の平和とは言えない」と伝えた。
署名は2022年8月にも約1万4千筆を提出し、継続してきた。非公開の質疑終了後、同3年井上莉海さん(18)は外務省が条約への署名、批准に否定的だったとし「たくさんの若者の活動にしっかり目を向けてほしい」と残念がった。
27日は東京都内の在日ロシア大使館前でウクライナ侵攻に抗議。核廃絶を求めて渋谷駅前を行進する。(宮野史康)
(2025年3月27日朝刊掲載)
進徳女子高(広島市南区)や崇徳高(西区)の生徒たち約90人が訪問。進徳女子高1年大槻華奈さん(16)たちが軍備管理軍縮課の斎藤翼首席事務官に署名を渡し、同3年鈴木穂乃佳さん(18)は「核抑止で表面的に平和が保たれているように感じても、本当の平和とは言えない」と伝えた。
署名は2022年8月にも約1万4千筆を提出し、継続してきた。非公開の質疑終了後、同3年井上莉海さん(18)は外務省が条約への署名、批准に否定的だったとし「たくさんの若者の活動にしっかり目を向けてほしい」と残念がった。
27日は東京都内の在日ロシア大使館前でウクライナ侵攻に抗議。核廃絶を求めて渋谷駅前を行進する。(宮野史康)
(2025年3月27日朝刊掲載)