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被服支廠耐震化へ3.5億円 中国財務局 25年度予算に計上

 中国財務局は1日、広島市南区にある国重要文化財の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」のうち、所有する4号棟の耐震化費用について、2025年度予算に3億5千万円を計上したと明らかにした。

 4号棟は昨年9月に工事を始め、25年度は屋根のふき替えや鉄骨による補強を予定する。26年9月末の完成見込みで、総事業費は9億6千万円。

 広島県所有の1~3号棟の耐震化を巡っては、文化庁がこの日、25年度に5億4500万円を県に交付すると明らかにした。24~26年度に県が実施する事業費の半額を補助する予定で、総事業費は26億7千万円と申請を受けている。(堀晋也)

(2025年4月2日朝刊掲載)

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