核禁条約 第3回締約国会議 カクワカ広島の2人が報告会 核抑止論 問い直したい
25年4月7日
米ニューヨークで開かれた核兵器禁止条約の第3回締約国会議を傍聴した広島の若者2人による報告会が、広島市中区のカフェ「ハチドリ舎」であった。市民団体「核政策を知りたい広島若者有権者の会」(カクワカ広島)の田中美穂さん(30)と瀬戸麻由さん(33)が、「核抑止論にどうあらがうかが最大のテーマだった」と振り返った。
田中さんは、核抑止力は全ての人の生存を脅かすリスクを前提にしているという議論が印象的だったと紹介した。国内にも核抑止を支持する意見があるとし「人や環境へのリスクの上に平和が成り立っているという観点から、認識を問い直したい」と話した。
瀬戸さんは、会議のサイドイベントについて伝えた。取材や研究で核被害者と接する際に求められる道徳上の姿勢などの議論を踏まえ、「広島でも被爆者との向き合い方を考えたい」とした。
報告会には対面とオンラインで約30人が参加した。(桧山菜摘)
(2025年4月7日朝刊掲載)
田中さんは、核抑止力は全ての人の生存を脅かすリスクを前提にしているという議論が印象的だったと紹介した。国内にも核抑止を支持する意見があるとし「人や環境へのリスクの上に平和が成り立っているという観点から、認識を問い直したい」と話した。
瀬戸さんは、会議のサイドイベントについて伝えた。取材や研究で核被害者と接する際に求められる道徳上の姿勢などの議論を踏まえ、「広島でも被爆者との向き合い方を考えたい」とした。
報告会には対面とオンラインで約30人が参加した。(桧山菜摘)
(2025年4月7日朝刊掲載)