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大書、平和と復興願って 尾道北高書道部、浄土寺に奉納

 尾道北高書道部員が5日、尾道市東久保町の浄土寺で、世界平和と被災地復興を願う大書をしたためた。全国の書家と高校生が全国46会場で行うプロジェクトの一環で、同寺に奉納した。

 はかま姿の3年生5人は、音楽に合わせて縦2メートル、横4メートルの紙の右側に「幸」と大書。左には「僕らは手をとり合う 繋(つな)ぐ未来への希望」といったメッセージを書き上げた。

 向島町の3年高橋里奈部長(17)は「幸せが続く当たり前の日常が、平和にとって大切だという思いを込めた。争いがなくなり皆が平等に幸せでいられる世の中になってほしい」と話した。

 国内外で平和活動に取り組む団体「和プロジェクトTAISHI」(名古屋市)が呼びかける企画。県内では6日に大聖院(廿日市市宮島町)で広島なぎさ中高書道部、13日には佛通寺(三原市)で世羅高書道部が参加する。(藤井智康)

(2025年4月6日朝刊掲載)

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