長崎原爆題材の映画PR 被爆3世松本監督 知事に思い語る
25年4月5日
原爆投下直後の長崎で被爆者の救護活動に当たった看護学生を描いた映画「長崎~閃光(せんこう)の影で~」が被爆80年の節目に完成した。長崎県出身で被爆3世の松本准平監督(40)が広島県庁に湯崎英彦知事を訪ね、作品に込めた平和への思いを語った。
2日に訪れた松本監督は「戦争が絶えない中、破壊と真逆の人の命を救う行為に人間のありさまを感じてほしい」と強調。府中町出身の被爆3世で製作会社の岩本炯沢(けいた)社長(36)も「忘れてはいけない原爆の記憶を発信できれば」と話した。
映画は日本赤十字の看護師たちの手記を基に製作。8月1日から全国で公開される。湯崎知事は「広島と長崎が協力して映画を作ることに意味がある」と期待した。(野平慧一)
(2025年4月5日朝刊掲載)
2日に訪れた松本監督は「戦争が絶えない中、破壊と真逆の人の命を救う行為に人間のありさまを感じてほしい」と強調。府中町出身の被爆3世で製作会社の岩本炯沢(けいた)社長(36)も「忘れてはいけない原爆の記憶を発信できれば」と話した。
映画は日本赤十字の看護師たちの手記を基に製作。8月1日から全国で公開される。湯崎知事は「広島と長崎が協力して映画を作ることに意味がある」と期待した。(野平慧一)
(2025年4月5日朝刊掲載)